先日、友人たちと感謝祭(Thanksgiving)のディナーをしました。
感謝祭はアメリカの祝祭日の一つで、
毎年11月4週目の木曜日に設定されており、
作物の収穫を祝う祭典になります。
この日を迎えると
クリスマスそして新年とホリデームードが一気に加速する感じを受けます。
この時期になるとよく目にするのが、
フードバンク(Food Bank)のドロップオフ(Drop-off)の入れ物。
これは、恵まれない人のために食料を寄付する習慣で、
オフィスの一角などに無造作に置かれるマンホール形の入れ物に
乾物の食べ物を寄付できるようになっているシステムです。
こういった社会への心遣いは大切にしていきたいものです。
一般の人たちはというと、
家族や友人たちと食べ物であふれる食卓を囲み、
ひたすら食べ続ける日になります。
定番の食事は、七面鳥とスタッフィング(Stuffing)と言って、
クルトンなどをその鳥に詰めて調理した
サイドディッシュをクランベリーソースでいただきます。
締めのデザートはパンプキンパイが一般的です。
特にこの日のアメリカ家庭の食卓では、
まず食事を始める前に自分が感謝することを一人ずつ順番に述べていくのがしきたりです。
日々、当然のように頂く食事に対して改めて感謝をすることだったり、
その食事を一緒にする仲間への感謝だったり、
個々それぞれの生活を振り返る特別なひと時となります。
感謝祭と七面鳥のつながりはというと、数々の節があるようですが、
七面鳥は手に入りやすかったことや移住してきたイギリス人になじみある食材だったことなど、
いずれにしてもアメリカの商業主義社会にあやかったもののようです。
ちなみに七面鳥は、アメリカではチキンについで人気の鳥肉になります。
ただ、食べ慣れていない日本人の私としては、
こういう機会でもないと頂かないので、ある意味で感謝祭は私にとって特別な祝日になっています。