アメリカでは、ハッピーアワー“Happy Hour”だったり、
ハッピーフライデー”Happy Friday!”といったような表現がよく会話に出てきます。
祝祭日なども今の時期であれば、
“Happy Thanksgiving”(感謝祭というアメリカの連邦祝日の一つ)といった具合に、
ホリデーの挨拶としても使われます。
なかでもハッピー。。。と聞いて誰もがうれしくなるのが、Happy Hourではないでしょうか。
仕事上がりのビジネスマンだったり、お酒が大好きな人にはもってこいのHappy Hour。
この習慣は、アメリカの多くのレストランが平日の客が入りにくい時間帯を有効に使い、集客の戦略として一定の時間帯に限り、飲み物や前菜を割引するシステムです。
レストランによって時間帯に少々違いがあるものの、
一般的には午後3時ごろから7時ごろの間がHappy Hourとなります。
おなじみのスポットやまたは行ってみたいと思っていたようなレストランであれば、
この機会を活用してどんな料理を出しているのがチェックするのもひとつ。
この語源はというと、
時は遡り1920年代のアメリカ海軍の間で、
娯楽としてあった船上での定期的な公演を指して使われていた用語だったそうです。
その際、兵隊たちは少しお酒が入り、気分が良くなって“ハッピー”だったとか。
同じ時期の一般市民の生活はというと、
当時の禁酒法の煽りを受け、潜り酒場の“カクテルアワー”で一杯楽しんだ後、
レストランに出かける風習があったとの記述があります。
昔の名残りは今も受け継がれ、
場所によってはアルコールを注文しないと
前菜の割引をしてくれないレストランもあるので、確認を忘れずに!