先日、友人に誘われホロトロピック呼吸法の体験セッションに行ってきました。
実は、この体験セッションを受けるのは二度目で、
初回とどのように違った体験ができるのかに興味があり、参加しました。
まずホロトロピック呼吸法についてですが、
1970年代に精神科医のグロフ博士によって開発されたセラピー法で、
呼吸を使って意識をトランス状態に持っていくヒーリングテクニックです。
セッション中は、かなりの音量で
民族音楽やそのほか幻想的な音楽がバックグラウンドで流れています。
一定のテンポで自分の呼吸を保ち、
その音楽に合わせ、セッションを行います。
私の体験を一言でいうと、
宇宙と一体になる、とでもいう感覚でしょうか。
あと、体内に溜めていたいらない“気”がすっきり取り除かれたようで
体が軽くなる感じだったり、
意識と身体の繋がりをより感覚的に感じれたような気がしました。
経験者でも毎度受けるセッションで得る体験はさまざまなようで、
頭にイメージしか出てこないときもあれば、
全身で痺れを感じることもあったり、
緊張がほぐれ体内から汗や涙として出てくるときもあります。
人によっては、この世を去った人が現れるという現象を体験する人もいます。
グロフ博士は、これらの様々な体験を4つの種類に分けています。
まずは、五感により得られる感覚、
次に自分の意識から封じ込めてしまっている記憶の浮上、
第3には、この世に生まれてくるときの記憶を思い出すこと、
第4に、過去生を見ることやほかの物体と一体になる体験、
としています。
私が参加したセッションの主催者は、
南米の土着民族の間で行われる儀式から学ぶべく、
私たち人間が追求する“幸福感”や“充実感”を追求して辿り着いたのが、
この呼吸法だったそうです。
仏教では、呼吸という人間に最も身近なものへの気づきが、
慈悲心や感謝の気持ちを助長させるといわれますが、
まさにこの呼吸法は、
自分探しをしている人にもなにかヒントがありそうな、
そんな興味深いツールです。
http://holotropicbreathworkla.com/