リスニングとスピーキングの違いとは?
リスニング は、相手次第です。
つまり、何をどのように言うかを私達がコントロールすることはできません。
そのため、速い英文、つまり「ネイティブの英文」を聴き取れる必要があります。
いくつか表現を覚えたのに、そもそも相手の言っていることが分からない…
この点に苦労したことはありませんか?
ネイティブスピーカーは相手が外国人でも手加減せずに普通の速度で話してくるからです。
一方で、 スピーキング は私たちがコントロールできます。
ですから、短い英文をしっかりと覚えて使うようにする方がはるかに速く話せるようになります。
今までに、ネイティブ同士の長い会話文をスピーキングの表現として覚えたりしていませんか?
聞く練習と違い、話す練習では短い英文でないとダメなのです。
それは、長い文は、そもそも覚えるのが大変ですし、たとえ覚えることができても
自在に使えるようにはならないからです。
つまり、 リスニングとスピーキングは
区別して練習するのが「絶対の基本」 なのです。
これまでの英会話教材では、このふたつをはっきりと分けていませんでした。
「生の英語」などといって長い英文がつぎつぎと話されるパターンか、もしくは、
短い英文を集めたような表現集のような教材がほとんどだったのです。
でも、聞く方はリスニングの教材、話す方は表現集を使えばいいのでは?
という疑問があるかも知れません。しかし…それはとても効率の悪い方法です。
なぜなら、 「勉強する英文の間に密接なつながりがない」 からです。
これだと学習効果がとても低くなってしまいます。
コンピュータと違って、 人間の脳は情報を関連づけ
ネットワークで覚えるのが得意 だからです。
リスニングとスピーキングの教材がまったく異なると、この記憶力を活かすことができません。