7月4日は、アメリカの数少ない祝日の一つ、独立記念日です。
この日のアメリカ流の過ごし方はというと、
日中はパレード、夜は花火、
その間はバーベキューやピクニックといったところでしょうか。
私の近所にある南カリフォルニアのビーチは、これまでにない人だかりですごかったようです。
私流の独立記念日はというと、パレードが始まる前に、市が開催するランニングレースに出ます。
レースといっても、実に気楽なもので、参加者を見回してみると、犬と一緒に走ったり、
赤ちゃんをベビーカーに乗せてがんばって走るお父さん、お母さんの姿もちらほら。
住宅街近辺を走るので、歩道では住人からの応援をもらい、
結構がんばって走れてしまうものです。
早朝しかもベビーカーを押して参加のお父さんは、
つい歩道の観客に向かって、“コーヒーを一杯下さい!”
なんて冗談をいいながら走っていました。
私は、まじめにいつも完走しますが、だからといって全く気負いするわけでなく
雰囲気を楽しみながら、毎年走っています。
7月4日の独立記念日は、
名前からも分かるとおりアメリカ合衆国誕生の日とされています。
時はさかのぼり、1776年に13の植民地代表者がイギリスからの独立を表明し、
正式に採択された日になります。
その文書は歴代アメリカ大統領であるトーマス・ジェファソンによって起草されました。
以来、7月4日は花火、パレード、コンサートなどで、
アメリカの独立を盛大にお祝いする日となっています。
今日では、まず車や自宅玄関前に国旗を掲げ、
国民の多くはアメリカ国旗の色でもある赤・青・白系の服を身に纏い
お祝いがスタートします。
アクセサリーももちろん同三色でマッチング。
準備ができたら、地元のパレードに繰り出します。
元軍人の方や地元スポンサー企業によるパレードの所要時間は
市によって千差万別ですが、大体1時間半前後です。
その間、友人家族と一緒に楽しいひと時を過ごし、夜の花火を待ちます。
アメリカ人の愛国心の表現法が、いかに日本のものとは大きく異なり
率直で快活なものかと考えながらも、
私自身、違和感を感じなくなってきていることに気付かされました。
私もこの日ばかりはお祭り気分に酔いしれて、
念願の花火を前に、“夏“を楽しみました。