デスバレー(Death Valley)のキャンプ

2015/02/25

アメリカには、およそ59の国立公園があります。

 

全米でトップ3の国立公園がアラスカに存在し、

第4番目に大きいのがカリフォルニア州にあるデスバレー。

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名前の通り、かなり過酷な?自然が一杯の国立公園です。

というのも、見渡す限り砂漠と乾燥して植物のない渓谷なのです。

 

現在カリフォルニア州はかなり深刻な干ばつで、

中でも南カリフォルニアの湖のほとんどが水を失い荒地となっています。

 

街中でも車を走らせていると、フリーウェイ傍らのメッセージボートで、

節水を奨励する案内を目にするくらい大変な事態であることは、

実際にその深刻さを目の当たりにしないとなかなかわからないものかもしれません。

 

デスバレーは、暑さのピークである7月ごろだと、47℃ぐらいまで上がります。こちらの人とは冗談で、車の上で目玉焼きが作れる!なんて言ったりしています。

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この地域は、1800年代のゴールドラッシュの時期に注目されたところですが、

なんとも熾烈な自然環境ということもあり、

多くの開拓の努力も失敗に終わっている形跡がちらほら

ゴーストタウン“Ghost Town”という形で垣間見ることができます。

 

私は今回デスバレーが暑くなる前に、

シエラクラブ(Sierra Club)メンバーの方々とキャンピングに行ってきました。

 

シエラクラブとは、

ハイキングやキャンピングをはじめとした自然環境での

色々なアクティビティーを計画、実施する団体です。

 

彼らのミッションは環境保全で、

1892年に自然保護活動家のジョン・ミュアーの指揮の下、発足しました。

 

草の根ベースの自然保護運動を呼びかけ、

これまで数々の環境保護法に貢献しています。

 

メンバー制のクラブですが、

初回のメンバー料金はなんと自分で設定できてしまうという、

なんとも自律性を重んじるアメリカ文化ならではの団体です。

 

更新の場合は、さすがに39ドル(日本円で5000円弱)からと決まっているようですが。

 

アクティビティーは、初心者から上級者まで誰でも歓迎で、

参加希望の場合は、その行事のリーダーを通して参加予約をします。

 

このリーダーと呼ばれる人は大抵がボランティアですが、

ほとんどがベテランキャンパー。

テントの建て方からバックパッキング、野外での自炊まで、いろんなことを教えてくれます。

 

今回のキャンピングも、キャンプは始めてという女性一人で参加のメンバーだったり、

キャンプはお手のものという感じでキャンプファイヤーを囲みながら、

ゆったりとワインを飲んでいるカップルなどなど、いろんな方々にお会いしました。

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この旅で遭遇した動物は、なんとコヨーテ。

がんばって生きてる姿がなんとも逞しかったです。